放射線を怖れる必要はない

放射線を怖れる必要はない

ホルミシス効果という言葉の生みの親であるラッキー博士の主張は、現在の放射線レベルは日本人にとってむしろ健康になれるレベルなので安心してよいということ。

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ラッキー博士と稲恭宏博士の研究

「放射能を怖がるな!」の表紙は、著者のラッキー博士の写真です。この写真の由来ですが、2003年10月に招かれて東京のシンポジウムで講演した際に、主催者から「名誉さむらい」の称号を与えられたそうです。その2ヶ月後に、主催者側がコロラドのラッキー博士の自宅を訪問し、刀と紋付袴とを博士に贈呈したのだそうです。ホルミシス効果という言葉の生みの親であるラッキー博士の主張は、現在の放射線レベルは日本人にとってむしろ健康になれるレベルなので安心してよいということ。「え?放射線で健康になるの?」という方こそ読んでもらいたい本です。ラドン温泉も同じ作用を活用して私達を健康にしてくれています。低放射線には、細胞機能賦活作用があるのです。広島や長崎に原爆が落とされた時の被曝者は 1秒以下の瞬間的な被曝をしています。にもかかわらずその後のデータで、ホルミシス効果、つまり低放射線による健康増進効果が出ているのです。本書では、77ページに広島と長崎の白血病死亡率を示したグラフを掲載しています。それを見れば驚くべきことに、なんと140ミリグレイ(シーベルトと読替えて可)以下の被曝者は、一般平均死亡率を下回って長生きしているのです。しかも72ミリグレイの被曝者では、一般平均の20%の死亡率。つまり健康になっているのです。

 

ホルミシス効果とは低放射線の健康効果

ラドン温泉で健康になる理由もそこにあります。玉川温泉がいいというわけもここにあります。事前照射だけが有効だと主張していた学者がいましたが、実際には広島と長崎の被曝者のデータをみれば明らかです。「140ミリグレイ以下の被曝者は、白血病死亡率が明らかに一般平均よりも低くなった」実例によって完全否定されています。抵抗性誘導は一時的で永続性がないなどの説もかつていわれましたが、本書でその嘘がわかります。実際には6か月は続くそうです。半年ごとの玉川温泉湯治は、正しい方法だったのです。内部被曝に「ホルミシス効果」は効かないというのも無知蒙昧からくる妄説で、本当は、内部被曝であろうと外部被曝であろうと、人体への影響度は累積シーベルトで測定されるのであり、ホルミシス効果がきちんと得られるのです。ホルミシス効果は 慢性的、累積的な被曝によってもちゃんと出てきます。健康への効果が現れます。本書の109ページにアメリカのコーエン博士が行った実験が紹介されています。それは、70万世帯の人々にラドン濃度を上げていったときどういう効果が出るかを観察した実験です。40ミリシーベルトに濃度を上げると、肺癌死亡率がなんと約半分にまで減少して、病気が予防されています。こういう事実が本書に出ているのを全くテレビもマスコミも報道しないのはおかしいです。 将来的に自然エネルギーでの発電をめざす云々の政策のと、今現在の放射線問題が危険レベルか否かという話は、このようにまったく別問題だったのです。ラッキー博士はNASAでの研究に長年携わった放射線研究の結果、微量の放射線はむしろ健康増進作用があることを発見しました。稲博士もまた、低線量放射線を臨床に応用しています。

 

ラッキー博士と稲恭宏博士の研究

「放射能を怖がるな!」という日下公人氏も推薦している図書によると、ラッキー博士は「ホルミシス効果」という言葉の産みの親であり、NASAで宇宙飛行士の宇宙での放射線被爆による影響を研究されたそうです。放射線医学の世界的権威であるラッキー博士が明言されているのは、年間100ミリシーベルトぐらいの放射線はかえって健康によいということです。自然界に存在する放射線は、人体にはむしろ不足であり、そのせいでかえって人は癌や糖尿病になるとも主張されています。ラドン温泉はこのような低線量の放射線が、健康増進効果があることを活用した温泉です。大正時代から日本中にラドン温泉があり、末期癌の人に延命効果がある秋田の玉川温泉はじめ、日本中の健康になる温泉のほとんどがラドン温泉だという事実を知っていただきたいです。福島県で、検出されているレベルの放射線量では、むしろ、人体は健康になることがわかります。福島県は今後、すばらしい農産物を生産できるとさえいえるのです。広島、長崎の被爆者86543人のデータが証明しているのは、爆心地以外に限れば、彼らはむしろ寿命が延びたのであるという事実です。それは放射線ホルミシス効果によるものです。「放射線廃棄物による健康増進」という論文は必見であると思います。日本中に、放射線恐怖症をまきちらしているエセ学者らは、このラッキー博士に反論できるのでしょうか。


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